Spatial Pleasure

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2024.05.06

札幌市主催オープンイノベーションプロジェクト「Local Innovation Challenge Hokkaido」の一環として、株式会社じょうてつの「バスのモーダルシフト効果による環境価値定量化」分析事業を実施

交通領域カーボンクレジット認証DMRVソフトウェアを開発し交通領域の脱炭素化を進める、Spatial Pleasure(代表取締役:鈴木 綜真、本社:東京都世田谷区、以下:Spatial Pleasure)は、札幌市の主催するオープンイノベーションプロジェクト「Local Innovation Challenge Hokkaido*1」の一環として、株式会社じょうてつ(代表取締役社長:高木 克典、本社:北海道札幌市、以下:じょうてつ)の「バスのモーダルシフト効果による環境価値定量化」分析事業を実施したことをお知らせいたします。

「バスのモーダルシフト効果による環境価値定量化」分析事業について

本事業は、札幌市が主催する、さっぽろ連携中枢都市圏*2 内の12市町村とスタートアップの協働により地域・行政課題の解決を目指す国内最大級の行政オープンイノベーションプロジェクトであり、ベンチャーキャピタルD2 Garageが運営を担う「Local Innovation Challenge Hokkaido」のサポートの下、実現したものです。

 

公共交通機関は自家用車利用を抑えるという意味で温室効果ガス削減という環境価値を有しているものの、この価値は現在有効活用されているとは言えない状況です。

今回の受託事業は、主要公共交通機関である路線バスの使用を促進し、住民の交通手段のモーダルシフト*3 をすることによるCo2の削減効果を検証するものです。

Spatial Pleasureはじょうてつが抽出した乗客の乗降車バス停および日時、バスの総重量、積載重量、大きさ、総走行距離やガソリン補充量をはじめとするデータを元に、CDMの方法論に基づきCo2削減効果のシミュレーションを行いました。

 

2024年3月18日に開催されたLocal Innovation Challenge HOKKAIDO 成果発表会*4 において、Spatial Pleasure代表取締役鈴木より同地域住民の交通手段のモーダルシフトによるCo2削減効果は、年間約786トンのCO2削減となるとの結果が報告されました。今後、今回の結果を踏まえカーボンクレジットの認証・登録に取り組む予定です。

 

Spatial Pleasureはカーボンクレジットの認証・計測のサポート、交通領域の脱炭素施策の提案などを通して蓄積してきた様々な知見・ノウハウを生かし、今後もこのような取り組みを通じ、地域の交通インフラ支援をはじめとする​​地域全体の脱炭素化への支援を行ってまいります。

 

Spatial Pleasureについて

Spatial Pleasureは、エリアの脱炭素化に寄与する交通事業者に対してカーボンクレジットの認証・計測のサポート、交通領域の脱炭素施策の提案、及びカーボンクレジット発行を行うDMRV(digital, Measurement, Reporting, Verification)ソフトウェアを開発しています。

バスやシェアサイクル事業者様と連携し、各交通事業者様の環境便益の定量化によるカーボンクレジット発行を通して、地域全体の脱炭素化を目指しています。現在の都市の40%を交通インフラ、つまり道路や駐車場が占めていますが、効率的な数や配置がなされておらず有効活用ができているとは言えない状況です。交通カーボンを基軸とする外部性の定量評価に基づいた都市再最適により、駐車場が公園に、道路が喫茶店やバーに、私たちの生活にとってさらに意味のある空間へと変容します。

 

Spatial Pleasure 事業概要

事業内容 : 交通領域に特化したDMRVソフトウェア開発

運営会社 : 株式会社Spatial Pleasure

代表者:代表取締役 鈴木 綜真

所在地:〒 158-0094 東京都世田谷区玉川三丁目20番2号 マノア玉川第3ビル 501

設立:2019年 5月

公式HP:https://spatial-pleasure.xyz

 

本件に関する報道関係者様からのお問い合わせ先

株式会社Spatial Pleasure

担当:武方

Mail : contact@spatial-pleasure.xyz

 

*1 Local Innovation Challenge HOKKAIDO概要

https://startup-city-sapporo.com/

 

*2 札幌市と近隣11市町村(小樽市、岩見沢市、江別市、千歳市、恵庭市、北広島市、石狩市、当別町、新篠津村、南幌町、長沼町)によって形成された都市圏

 

*3 環境負荷の低い輸送手段(モーダル)へ転換(シフト)すること

 

*4  2024年3月18日 Local Innovation Challenge HOKKAIDO 成果発表会 概要https://startup-city-sapporo.com/events/lich2023%EF%BD%B0demoday/ 

成果発表会動画

https://www.youtube.com/watch?v=diLZaOCUhyQ